AmaonのスマートスピーカーAmazon EchoシリーズでAlexaスキルを使うための初心者向けの簡単な解説です。
大前提ですが、まずは以下の言葉・関係を確認しておきましょう。
デバイス | 音声AIアシスタント | できること |
---|---|---|
Amazon Echo | Alexa | スキル |
拡張機能を使う方法~スキルを有効にしよう~
Amazon Echoでできること(Alexaスキル)には、大きく以下の2種類があります。
- ①ビルトイン・スキル(Amazon公式スキル)
- ②サードパーティ製スキル(拡張機能)
①ビルトイン・スキル(Amazon公式スキル)
ビルトイン・スキルとは、Amazon Echo購入時点で最初から使えるAmazonが提供している機能のことです。
ビルトイン・スキルには以下のようなものがあります。
- 音楽を聴く(アレクサ、音楽をかけて)
- アラームの設定(アレクサ、朝8時に起こして)
- 早口言葉(アレクサ、早口言葉を言って)
ビルトインスキルでスマートスピーカーの代表的な使い方はできますが、数はそんなに多くありません。なのでAmazon Echoを買ってもすぐに飽きてしまう方も多いと思います。そんな方はサードパーティ製スキルを探してみましょう。
※SmartHacks DataBankではこれらビルトイン・スキルは掲載していません。
②サードパーティ製スキル(拡張機能)
サードパーティ製スキルとは、Amazon以外の第三者が開発・提供している拡張機能です。
SmartHacks DataBankに掲載されているのは、これらサードパーティ製スキルです。サードパーティ製スキルを使うには事前設定が必要です。設定はとても簡単です。
Amazon Echo購入時にスマホに「Alexaアプリ(iOS / Android)」をダウンロードし、初期設定をしたと思います▼
①Alexaアプリを開き、メニューから「スキル」を開きましょう▼
②使いたいスキルを開いたら、「有効にする」をタップしましょう▼
③以下のように色が変わり、「スキルを無効にする」となれば設定完了です▼
以上の作業を行わないと、いくら声をかけても各スキルは使えませんので、反応がないからといってアレクサを怒るのはやめてあげて下さいね。
3つのスキルタイプの違い~声のかけ方・呼び出し名・使い方~
アレクサに何かをやってもらうためには、アレクサに以下のように声をかける必要があります。
アレクサ、音楽をかけて
アレクサ、みずほ銀行で残高をチェックして
アレクサ、ニュースを読んで
実は、Alexaスキルには以下の3種類のスキルタイプというものがあり、声のかけ方もスキルタイプによって変わります。
- ①カスタムスキル
- ②フラッシュブリーフィングスキル
- ③スマートホームスキル
①カスタムスキル
カスタムスキルは最も一般的なスキルです。
各カスタムスキルには「呼び出し名」というものがあります。
「呼び出し名」とは、声をかける際に「必ず言わなければいけない単語」のことです。例えば「Yahoo! ニュース」スキルでYahoo!ニュースを聞くためには、以下のように声をかける必要があります。
アレクサ、ヤフーニュースを開いて
アレクサ、ヤフーニュースを開いてニュースを教えて
「呼び出し名」とは、以下の●●●の部分のことです。
アレクサ、●●●を開いて
アレクサ、●●●で△△△を□□□して
※「△△△を□□□して」の部分は各スキルによって異なります
なので、「Yahoo! ニュース」スキルの呼び出し名は「ヤフーニュース」です。
各カスタムスキルには、必ず一つの「呼び出し名」が決まっています。
スキル名 | 呼び出し名 |
---|---|
Yahoo! ニュース | ヤフーニュース |
みずほ銀行 | みずほ銀行 |
住信SBIネット銀行 | ネット銀行 |
ひとつ注意しなければならないのは、「スキル名」と「呼び出し名」が違う場合がある点です。
「Yahoo! ニュース」スキルや「みずほ銀行」スキルは、スキル名と呼び出し名が一致していますが、「住信SBIネット銀行」スキルの呼び出し名は「ネット銀行」で、スキル名と呼び出し名が異なっています。この場合、「アレクサ、住信SBIネット銀行を開いて」のようにスキル名で声をかけても反応しませんので、注意しましょう。
②フラッシュブリーフィングスキル
フラッシュブリーフィングスキルとは、主にニュースやメディアの最新情報を聞くためのスキルです。例えば、以下のようなスキルがあります。
フラッシュブリーフィングスキルには、「日本経済新聞 電子版」のように純粋なニュースもあれば、「じゃらんニュース」のように専門メディアの最新情報が聞けるものも多いです。また「今日のうお座の恋愛運」のように、ニュースじゃないものまであります。
フラッシュブリーフィングスキルには「呼び出し名」がありません。声のかけ方は共通で以下の通りです。
アレクサ、今日のニュースは?
アレクサ、フラッシュニュースを教えて
「Yahoo!ニュース」はカスタムスキルもフラッシュブリーフィングニュースも両方存在します。
スキル名 | Yahoo! ニュース | Yahoo! ニュース for フラッシュニュース |
---|---|---|
スキルタイプ | カスタムスキル | フラッシュブリーフィングスキル |
呼び出し名 | ヤフーニュース | – |
声のかけ方 | 「アレクサ、ヤフーニュースを開いて」 「アレクサ、ヤフーニュースを開いてニュースを教えて」 「アレクサ、ヤフーニュースを開いてニュースを聞かせて」 |
「アレクサ、今日のニュースは?」 「アレクサ、フラッシュニュースを教えて」 |
フラッシュブリーフィングスキルを複数有効にしている場合は、最近有効にしたスキル順に応答されますが、順番はアプリから変更可能です。設定箇所は「設定」→「フラッシュニュース」→「順番を変更」です。
③スマートホームスキル
スマートホームスキルとは、主にIoT家電を音声操作するためのスキルです。
例えば、スマートホームスキルには以下のようなものがあります。
- Hue:IoT電球「Hue」を音声操作
- iRobot Home:お掃除ロボット「ルンバ」を音声操作
スマートホームスキルには呼び出し名がありません。スキルを有効にし、対象のIoT家電と連携すると使えるようになります。
スマートホームスキルでは声のかけ方に統一された規格のようなものはなく、各スキルによって異なります。
スマートホームスキルを使うためには、そもそも対象のIoT家電を持っていないと意味がないので注意しましょう。
アカウント連携とは?
Alexaスキルには「アカウント連携」が必要なスキルがあります。「アカウント連携」とは、対象スキルのサービスのアカウントをAlexa(アプリ)に紐づけるということです。
例えば、「三井住友銀行」スキルでは口座残高や取引明細を確認できますが、これらの機能を使うためには三井住友銀行のオンラインバンクのアカウント情報を事前に設定する必要があります。
「アカウント連携」が必要なスキルには「アカウントのリンクが必要です」という文言が書かれています▼
三井住友銀行スキルの場合、「有効にする」ボタンを押すと、以下のような画面に遷移し、ログインを求められます▼
つまり、アカウント連携が必要なスキルはサービス元のアカウントを既に持っている必要があります。持ってない場合は新規に作成する必要があります。
逆に、占いやBGM等の「アカウント連携」が不要なスキルは誰でも気軽に試すことが出来ます。
以上でAmazon EchoのAlexaスキル使い方ガイドは終了です。DataBankで自分に合ったAlexaスキルを見つけてみて下さい。