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Amazonのスマートスピーカー「Echo Dot」「 Echo」「 Echo Plus」の違いと音質比較

現在、日本国内でAmazonから発売されているスマートスピーカーは3種類あります。Amazon Echo Dot、Amazon Echo、Amazon Echo Plusです。

Amazon Echoシリーズ3機種の何がどう違うのか?幸いにも3機種全てが手元に揃ったので、外観の違いをはじめ、何曲か再生してみて音質の違いについても比較しました。

どのモデルを購入するかを迷われている方へのヒントになれば幸いです。

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Amazon Echoシリーズ3機種の違い

Amazon Echoの3シリーズで「できること」は一緒です。違いはありません。Echo Dot、Echo、Echo Plusに全く同じAIアシスタント「Alexa」が搭載されています。3端末で全スキル(Alexaができること)が同様に使えます。アレクサのスキルについては下記記事をご覧ください。

Echoシリーズの大きな違いは「外観」「スピーカー(音質)」「スマートハブ機能の有無」の3つです。以下、詳しく説明していきます。

外観の違い

左から10円玉、Amazon Echo Dot、Amazon Echo、Amazon Echo Plusです▼

Echo DotはEcho Plusを輪切りにしたような形状をしており、重ねてみるとサイズもピッタリ合います▼

Echoだけほんのわずかに直径が大きいです。

裏側の様子です▼

いずれのモデルにもジャックが2つあります。左側が電源ジャックで、右側の穴は音声出力ジャックです。EchoとEcho Plusの音声出力ジャックには蓋がついてますが引っ張ると簡単に外れます。

電源ジャックの形状は、Echo DotのみマイクロUSBになっています。モバイルバッテリーやPCからも電源が取れるので、持ち運びへのハードルも低いです。EchoとEcho PlusはDC電源ジャックです。

スペック比較

Amazon公式サイトの情報から得られる3機種の違いは以下の通りです。

Echo Dot Echo Echo Plus
価格 5,980円 11,980円 17,980円
サイズ W:84mm
H:32mm
W:88mm
H:148mm
W:84mm
H:235mm
本体重量 163g 821g 954g
電源ケーブル 1.5m 1.8m 1.8m
カラーバリエーション ブラック
ホワイト
チャコール
サンドストーン
ヘザーグレー
シルバー
ブラック
ホワイト
Dolbyデュアルスピーカー なし あり あり
スマートホームハブ内蔵 なし なし あり

スペック表からわかる機能面での違いは、「Dolbyデュアルスピーカー」と「内蔵スマートホーム・ハブによる簡単セットアップ」の2点です。

Dolbyデュアルスピーカーの「あり・なし」は、スピーカーから実際に音が出る「ドライバユニット」の数が1つか2つかの違いです。「2つ=デュアル」という意味です。

スマートハブ機能については次項で説明します。

Echo Plusにのみ搭載されている「スマートハブ機能」とは?

スマートハブ機能とは、IoT家電(スマート家電)を操作するための機能のことです。

通常、IoT家電単体ではWi-Fiなどの広域のネットワークに接続する機能を有していません。なのでIoT家電を操作するには、IoT家電との通信を行う「ブリッジ」という商品が別途必要になります。

Amazon Echo Plusの「スマートハブ機能」は、この「ブリッジ」と同じ働きをしてくれます。つまり、IoT家電側がAmazon Echo Plusに対応していれば、ブリッジを購入しなくても、Amazon Echo Plusを使ってIoT家電を動かせるということです。

複数のIoT家電を利用する場合でも、Amazon Echo Plusがあれば、各IoT家電のブリッジの役目をEcho Plus1台に集約できます。

スピーカー比較

Amazon公式サイトにはスピーカーサイズについてのみ記載があり、内部の振動板の材質等の詳細な情報は公開されていませんでした。なのでスピーカーサイズから分かることについて説明します。

Echo Dot Echo Echo Plus
スピーカーサイズ 0.6インチ 2.5インチウーファー
0.6インチツイーター
2.5インチウーファー
0.8インチツイーター

「ウーファー」は低音を担当するユニットのことで、「ツイーター」は高音を担当するユニットです。

一般にウーファーはサイズが大きいほど低音を出すには有利で、ツイーターは小さいほど高音を出すのに有利です。ただ、サイズが小さいほど音量自体も小さくなるので、他のユニットとの兼ね合いということになります。

Echo Dotのスピーカーは1基のみ。サイズ的にはEchoのツイーターと同じサイズなので、低音を出すのは得意ではなさそうです。Echo、Echo Plusは複数のドライバユニットで構成されており、ツイーターのサイズが異なっています。

Echo Dotにだけウーファーが無いので、この「ウーファーの有無」がどれくらいの違いが出るのか興味深いところです。

聴き比べてみた

実際にジャンル違いの楽曲を何曲か聞き比べてみました。

撮影にはiPhone8を使用。なるべくスピーカーの正面から撮れるよう心がけました。スピーカーからiPhoneまでの距離は50cm程度です。

スピーカーが置かれているのは厚さ3cm程度のプラスチックのテーブルです。音量の差を抑えるために、各スピーカーの音量設定はEcho Dot⇒8、Echo、Echo Plus⇒5にしました。

ポップスを聴いた印象

The Cardigans『Carnival』を聴いてみました。

Amazon Echo Dotの場合

「ベースとスネアの音がとにかく軽く、オルガンも表情も乏しい」というのが第一印象です。ただ、The Cardigansの楽曲が60年代~70年代を志向したちょっとレトロな音楽な為か、そこまでの違和感はなかったです。最近の「キラキラポップ」だと、物足りなく感じるかもしれません。

Amazon Echoの場合

本編に入る前の「マッチをする音」や「銃声(スネア?)」の聞こえ方が全く違います。Echo Dotではオルガンのリフが主導していた印象でしたが、Echoではドラムとベースがしっかりノリを作っています。ハンドクラップにもEcho Dotになかった質感があります。

Amazon Echo Plusの場合

本編前のインプロビゼーション(?)で聞こえる音の数が増えました。また「ベースが一番下の低音を支えていて、バスドラムはベースより高い音域で聞こえているなあ」という様な、音域のレンジが拡大されたような印象がありました。Aメロのハモリもより良く聞こえます。

ジャズを聴いた印象

Art Pepper『All the Things You Are』を聴いてみました。

Amazon Echo Dotの場合

音がかすんでいてスモーキーな印象。ジャズをBGM的に流すには、Echo Dotはそこそこマッチしているのではないでしょうか。ただし、ベースのふくよかな低音が感じられず、ドラムもシンバルのキンキンしたところが目立って聞こえます。

Amazon Echoの場合

ドラムやベースのアコースティック感が倍増。ピアノも表情豊かになりました。シンバルレガートも「木が金属を叩いている」素材感の様なものを感じられます。

Amazon Echo Plusの場合

バスドラベースもパワーアップ。そしてサックスの迫力がかなり増された。ツイーター?

クラシックを聴いた印象

チャイコフスキー『ピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23第一楽章』を聴いてみました。

Amazon Echo Dotの場合

トランジスタメガホンというか「運動会で流れるクラシック音楽」の感じを思い出しました。少し音が歪んでいるせいかもしれません。抑揚もあまり感じられなかったです。

Amazon Echoの場合

Echo Dotにあった歪み感は無くなりました。個人的にはBGMには十分なスペックといった印象です。

Amazon Echo Plusの場合

ちょっとだけ迫力が増した気がしますが、あまりAmazon Echoとの差を感じられず。音量を7に上げると迫力は出ましたが、ピアノの音が軽く感じるようになりました。

ブルースを聴いた印象

Muddy Waters『Mannish Boy』を聴いてみました。

Amazon Echo Dotの場合

あれっ?全然アリです。チープな歪みの感じがしっくりきます。

Amazon Echoの場合

バスドラムの「ゴン」という質感が際立ち、ブルースハープの音も太く表情豊かになりました。

Amazon Echo Plusの場合

特にギターとドラムのシンバル類の存在感が増したように感じました。リバーブが効いたハイハットや、時折入る「バシャー」というクラッシュの音に意識が向くようになりました。

ヘヴィメタルを聴いた印象

JUDAS PRIEST(ジューダス・プリースト)『PAINKILLER(ペインキラー)』を聴いてみました。

Amazon Echo Dotの場合

イントロの高速ツーバスフレーズの軽さがヤバイです。この手のジャンルではベースの音が元々小さめですが、ほぼ聞き取れませんでした。

Amazon Echoの場合

低音が強化されツーバスの迫力が倍増。バスドラムのピッチ感がEcho Dotとは全く別物で、物理的に違う口径のタイコの様な印象です。弦楽器陣のリフも重厚になりました。ただ、Amazon Echo Dotの見た目がメタルっぽくないのが残念です。

Amazon Echo Plusの場合

ツーバスの「ベチベチしたところ」が強化されたように感じます。ハイハットの高音の気持ちいいところが足され、ヴォーカルも迫力が増しました。総じて、高音部分がパワーアップした印象です。見た目のメタルっぽさもクリアしていると思います。

結論:IoT家電と連携させたいならEcho Plusが便利。音質はEcho Plus>>Echo>>>>>Echo Dot

3端末の違いは「外観」「スピーカー(音質)」「Echo Plusのみスマートハブ機能(IoT製品と連携に便利)を搭載」であることを解説しました。

音質面では、低音を担当するウーファーの有無が歴然とした音質の差を生み出していましたように感じます。低音必須のジャンルを頻繁に聴く方、低音大好きな方はEcho Dotは正直物足りなく感じると思います。

Echoシリーズのどのモデルを買うか迷っていて、「音質」も検討要素に入るならば、EchoかEcho Plusを選ぶことをオススメします。個人的な感覚でEcho Dotの音質の実力を1とするなら、Echoは8、Echoは10くらいです。

ただ、いずれのモデルも3.5mmステレオミニジャックが搭載されているので、手持ちのサウンドシステムに繋いで使うこともできます。外部スピーカーから再生させるつもりならEcho Dotでも全く問題ないでしょう。(外部スピーカーに接続するためのケーブルは別売りになりますのでご注意ください。)

将来的に複数のloT家電の導入も検討されているならEcho Plus一択になると思います。

SmartHacks Magazine 編集部

スマートスピーカーで遊ぶ集団。

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