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Amazon Echo,Google Home,LINE Clovaの音質の違いを比較してみた

スマートスピーカーは、音声入力で調べ事が出来たり、IoT家電と連携できたりと、様々な機能を持った便利なアイテムです。

当然音楽も聴けるのですが、やはり「スピーカー」であるからには音質も無視できないポイントだと思います。

そこで、各スマートスピーカーで同じ曲を再生してみて、それぞれのスピーカーの音質にどんな特徴があるかを比較してみました。

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比較対象のスピーカーを選抜

今回の記事では、LINE、Google、Amazonの3社のスマートスピーカーから1台ずつ選んで比較しました。

まず、LINEからはClova WAVE、GoogleからはGoogle Homeを選抜しました。

AmazonのEchoシリーズの最上位モデルはAmazon Echo Plusで、これに対しては本来Google Home Maxが相当しそうです。ただ、Google Home Maxは日本国内ではまだ発売されていませんので、AmazonからはEchoシリーズのミドルクラスであるAmazon Echoを選抜することにしました。

左からLINE Clova,Google Home,Amazon Echoです▼

値段的にもまあまあ釣り合っていると思います。

LINE Clova WAVE Google Home Amazon Echo
価格 12,800円 14,000円 11,980円

スピーカーのスペック

各公式サイトにはスピーカーのサイズについてのみ言及されており、材質等の詳細な情報は公開されていませんでした。なのでスピーカーサイズから分かることについて説明します。

Amazon Echo Clova WAVE Google Home
スピーカーサイズ 2.5インチウーファー
0.6インチツイーター
2.5インチウーファー
1インチツイーター×2
2インチドライバ
2インチパッシブラジエーター×2

「ウーファー」は低音を担当するユニットのことで、「ツイーター」は高音を担当するユニットです。

一般にウーファーはサイズが大きいほど低音を出すには有利で、ツイーターは小さいほど高音を出すのに有利です。
ただ、サイズが小さいほど音量自体も小さくなるので、他のユニットとの兼ね合いということになります。

Amazon EchoとClova WAVEのウーファーのサイズは一緒で、ツイーターの数とサイズに違いがあります。

Google Homeは「ドライバ」としか記載がありませんが、他の2機種のウーファーより少し小さめの2インチのユニットがメインの様です。ツイーターが無い代わりに「パッシブラジエーター」という低音を増幅するユニットを2基つけています。

スピーカーの構成だけ見ると、Amazon EchoとClova WAVEが近い内容なのに対し、Google Homeは中低音を強調しているという事実がわかりました。

【音質比較】音楽を聴き比べてみた

実際に何曲か聞き比べてみました。

撮影にはiPhone8を使用。スピーカーの正面50cm程度から撮りました。

各スピーカーの音量設定は、Google Home⇒6、Echo⇒5、Clova WAVE⇒11(最大18)にしました。なるべく音量が均一になるようにしたつもりです。

また、LINE ClovaはLINE MUSIC、Amazon EchoはAmazon Prime Music、Google HomeはSpotifyを利用して再生しています。

ストリーミングサービスごとに多少の音色の違いはあるかもしれませんが、音色の差を決定付ける要素としては、スピーカーの違いの方が断然大きいです。

ポップス編

The Cardigans『Carnival』を聴いてみました。

Google Homeの場合

音が全体的に図太い…

ハンドクラップの音も分厚いです。鳴らしている人の手が随分逞しそうです。ベースの音も大きめでした。

悪くはないのですが、この曲にはちょっと合わないかもという印象です。

Amazon Echoの場合

程よい低音。良いバランスです。気持ちよく聴けました。

LINE Clova WAVEの場合

本編前のインプロビゼーション部分がカットされていて、いきなり歌からスタートしました。

全体的にAmazon Echoを軽くしたような印象です。ドラムを中心に、悪く言えばスカスカした感じ。歌は良く聞こえます。

ジャズ編

Kenny Dorham『Lotus Blossom』を聴いてみました。

Google Homeの場合

若干ベースがモコモコしてますが、良い感じです。序盤のシンバルの音色にも表情があると思いました。

Amazon Echoの場合

Googole Homeに比べると、ベースの輪郭がくっきりしてソリッドな印象です。

LINE Clova WAVEの場合

他2つに比べて少し遠くで演奏しているような。バスドラムやベースが弱いように感じました。シンバルをクラッシュした音も迫力に欠けます。

クラシック編

チャイコフスキー『ピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23第一楽章』を聴いてみました。

Google Homeの場合

序盤の「ジャン!」に迫力があります。ただ、直後のピアノだけになる箇所から少しずつ楽器が増えてくるにつれ、やや物足りなさを感じました。高音の表現力不足ということでしょうか。

Amazon Echoの場合

イントロの時点で、Google Homeに比べ管楽器の表情がぐっと増しているのを感じました。ツイーターのおかげかもしれません。

LINE Clova WAVEの場合

他2つに比べると低音が弱く迫力が無いように感じますが、優しい感じで悪くないと思います。

ブルース編

Muddy Waters『Mannish Boy』を聴いてみました。

Google Homeの場合

カッコイイです。ただ、バスドラムの「ゴン」という音はもっと固い方で、コーラス陣?の「イェーイ」の声も、さらに甲高いところが出ていてビクッとするくらいの方が好みではあります。

Amazon Echoの場合

良いバランスだと思いました。ハイハットや、ブルースハープなどの表情が増したように感じます。

LINE Clova WAVEの場合

一番地味ではあるのですが、このジャンルで低音がバリバリ出ていてもどうかと思うので、好きな感じでした。

ヘヴィメタル編

JUDAS PRIEST(ジューダス・プリースト)『PAINKILLER(ペインキラー)』を聴いてみました。

Google Homeの場合

ツーバスが3機種の中で最も凶悪な音色してます。ヘヴィメタル。

Amazon Echoの場合

Google Homeに比べると低音は劣りますが、より全体のレンジは広くて表情も豊かだと思います。

LINE Clova WAVEの場合

あれー?ツーバスがやけに軽いです。ハイハットもシャリシャリいってます。リフにも迫力がないです。全体的にソフトな印象。

結論:低音が強い順→Google Home>>Amazon Echo>>>>>LINE CLova

聴き比べをする前は、高音を担当するツイーターの有無から、「Amazon Echo、LINE Clova VS Google Home」という構図を予想していました。しかし、実際に検証してみると、思いのほかLINE Clovaだけ低音がスッキリし過ぎていて、浮いていた気がします。

3機種ともに良さはありましたが、Amazon Echoに関してはジャンル問わず優等生な印象でした。

低音が好きな人は、Google Homeがいいと思います。

LINE Clovaは、ソフトな音色です。構造的にバッテリーを積んでるせいか、やや表面的で、迫力にかけるように感じることがありました。ただ、ボーカルは聞きやすいですし、聴き疲れはしなくて良いかもしれません。

SmartHacks Magazine 編集部

スマートスピーカーで遊ぶ集団。

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