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シリコンバレー発、誰でも簡単にAlexaスキルを作れる「Storyline」CEOのMr.Vasiliに独占インタビュー

「コーディング不要で誰でも簡単にAmazon Alexa対応スキルを作れる!」と噂のサービス「Storyline(ストーリーライン)」。このサービスを提供するのは、シリコンバレーにあるStoryline社です。

SmartHacksチームの佐藤が先日、Storylineで「今日の昼飯」スキルを作成しましたが、当時のStorylineは日本語対応しておらずしばしばハマりました(現在は、日本語対応しています)。同社にしばしば問い合わせていたら、最終的に同社ファウンダー兼CEOのMr.Vasili Shynkarenkaとすっかり仲良くなったので、インタビューして色々聞きました!

スキル制作過程、もといStoryline奮闘記はこちら▼

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クリエイティブな人なら誰でもプログラミング要素なしで音声アプリを作れるようにしたい

Storylineファウンダー兼CEO Mr.Vasili Shynkarenka
Storyline企業情報
創業時期:1997年9月からスタート
所在地:シリコンバレー
メンバー:4名
提供サービス:コーディング不要でAmazon Alexa対応スキルを作れる「Storyline」の提供

ーー今日はありがとう。早速だけど、Storylineというサービスを一言で表すと?

Mr.Vasili Shynkarenka(以下、Vasili):Amazon Alexaスキルを簡単に作れるツール。エンジニアでなくてもコーディング不要でスキルを作れるんだ。

ーーStorylineを作ろうと思ったきっかけは?スマートスピーカーにフォーカスした理由も気になるな。

Vasili:僕も含めて会社メンバー4人は既に3年音声認識関連システムの分野でビジネスをしてきたんだ。僕は以前チャットボット系スタートアップのCOOを務めていて、その後BotCubeという会社を設立したんだ。これが2年前。この会社はヨーロッパで企業ブランド向けのチャットボットと音声アプリを作ってたんだよ。

その時、Amazon Alexa対応スキルの制作には2段階のステップが必要なことと、両方のステップを上手くできる人はそれほど多くないことを知ったんだ。

ファーストステップとして、ユーザーは音声コンテンツ(流す文章や会話内容、言葉の選定、言葉の溜めetc)の中身を考え、セカンドステップとして、作り出したコンテンツをベースにコーディングしなければならないってこと。

この2つの作業を行ったり来たりしながらスキルを作ることはむちゃくちゃ大変なことなんだよ。なぜなら大体のエンジニアは良い会話文を生み出すのは苦手だし、良いライターは技術を持っていないことが多いからね。

ーーそれでStorylineを起業した?

Vasili:そう。音声認識マーケットはものすごく大きくなりつつあるし、今のような音声アプリ黎明期はコンテンツが重要になるはずなんだ。だからStorylineという会社を作った。Storylineの目的は、クリエイティブな人たちがプログラミング要素無しで音声アプリを作れるようにすることだよ。

ベンチャーキャピタルに出資を受けてStorylineは始まった

ーーStorylineはY Combinator(シリコンバレーに拠点をおく、世界で最も著名なベンチャーキャピタル兼スタートアップ育成組織)から出資を受けているんだよね?Y Combinatorのプログラム参加前から今のようなサービスアイデアを持っていたの?

Vasili:その通り。そのアイデアで出資を受けたんだ。

ーーY Combinatorの印象は?

Vasili:素晴らしいよ!Y Combinator CEOのマイケルと過ごした時間は特別で、何ものにも代えがたい良い経験だった。それに、Y Combinatorでは毎週Y Combinator出身の有名な起業家を呼んで講演をしてくれるのも良かったよ。毎回とてもエキサイティングで、モチベーションが上がるんだ。

それから、Y Combinatorがユニークなのは、アメリカのファンドグループであるにも関わらず、アメリカ以外のスタートアップへの出資が28%もあること。

ーーアメリカにこだわらずにチャンスをくれるんだね。

世界中で5000人以上に使われているStoryline

ーーStorylineのリリースは、2017年10月だけど、今(2018年3月時点)のユーザー数はどのくらい?

Vasili:既に世界中で5000人ぐらいが使ってくれている。Storylineによって生み出されたスキルの再生回数は、150万回以上だよ。

ーーすごいね!競合サービスってあるの?

Vasili:プロトタイプを作れるいくつかの競合プロダクトが存在するんだ。でも実際にマーケットで使われていて、Amazon AlexaスキルをリリースできるプロダクトはStorylineだけだ。

ーーStorylineをスキル開発に使った場合、どんなタイプのスキル開発が一番適していると思う?

Vasili:どんなスキルでも作れるさ。簡単な応答型スキルぐらいしか作れないと思われることもあるけど、実際はかなり複雑なスキルも作れる。ちなみにStorylineを使ったスキルで人気のあるカテゴリーは、いわゆるシンプルな応答型スキル、スマートホーム系スキル、企業向けFAQ、そしてゲームだ。

Amazonが実施している子供向けAlexa対応スキルコンテストがあるんだけど、ファイナリストのうち2人はStorylineでスキルを作ってたよ。

日本語対応させた理由は?ユーザーの声には真摯に対応していく

ーー我々がStorylineを使ってスキルを作り終わった頃、日本語対応してくれたよね。どうして日本語対応させたの?日本語対応は難しかった?

Vasili:僕たちはいつもユーザーの声を聞いていて、全てのコメントに返信するようにしている。一部のユーザーに日本語対応をお願いされた時にいいアイデアだと思って1週間かけてすぐ対応させたんだ。ユーザーは僕たちのようなユーザードリブン型サービスを見ると驚いてくれて、その反応が最高なんだよ。

ユーザーの声に耳を傾けて、彼らの欲しいものを作るってことが僕たちにとって成功するビジネスの唯一の道なんだ。

ーーいいね!日本語対応してくれて嬉しかったよ。これからは、更にどんな改善をしていくつもり?

Vasili:今は物凄いスピードで毎週新しい改善や追加サービスをリリースしてるんだ。最近だと電話番号と連携させた新機能だったり、オーディオプレイヤー関連の機能だったりを追加しているよ。

ーーそうなんだ。ちなみにGoogle home向けのプロダクトはいつリリースするの?

Vasili:多分2018年後半だよ。

ーーリリースしたら、またスキルを作ってみるね。

音声AIアシスタントは、未来のライフスタイルを変える

ーー改めて会社の設立目的とビジョンを話してもらえる?

Vasili:僕たちは、世界中にいるコンピュータを上手く使えない20億人が音声インターフェイスを使えばテクノロジーを活用できると信じている。そのためにまずは様々なコンテンツができることが大事。だから、Storylineが技術者でない人たちにもクリエイティブなスキルを作成する機会を与え、来たるべき音声インターフェイスの時代に多くのコンテンツを提供するようにするんだ。

ーースマートスピーカーは人類のライフスタイルを変えると思う?

Vasili:10年以内に我々の家やオフィスの環境はがらっと変わってると思うよ。多くの人たちがインタラクティブにAmazon AlexaやMicrosoftの音声AIアシスタントであるCortana(コルタナ)とやり取りしているはずだ。

興味深いことに子どもたちはもうそんな世界に順応し始めてるよね。子どもたちは、このテクノロジーと一番親和性が高いよ。

それに、将来的にはまず音声アシスタントに聞いてみるような社会になると思う。全てのコンテンツクリエイター、ブランドや企業が音声アシスタントに注力するだろうね。そしてそこでStorylineが活躍して欲しい。

ーー早くそうなって欲しいよ。最後に日本のStorylineユーザーに一言を。

Vasili:多くの日本人ユーザーに僕たちのプロダクトを使って欲しいんだ。だからみんなにStorylineのことを拡散して欲しいな。Storylineを使っていてもしバグを見つけたら気軽にHPからコンタクトして!すぐに直すよ。

僕達のいるサンマテオには小さな日本庭園があって素晴らしい場所なんだ。そこを歩く時はいつもStorylineを使ってくれる日本人ユーザーの事を考えているよ(笑)

ーーありがとうVasili!シリコンバレーに行くときは会いにいくよ!

Storyline

Storylineを使って制作したスキル「今日の昼飯」の詳細はこちら▼

SmartHacks Magazine 編集部

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