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戸締りがわかるIoT機器leafeeを使った管理会社向けのサービスRoomioをリリースした株式会社Stroboに聞く。

窓やドアに貼り付けると開閉状況をセンサーが感知し、スマートフォンのアプリでも状況がチェックできるスマートホームセキュリティのleafee(リーフィー)。一度使い始めると継続率が高いと言うleafeeは今、新たな展開を迎えている。2018年3月15日にリリースされる新サービスRoomio(ルーミオ)について開発元の株式会社Strobo代表取締役の業天亮人氏にインタビューしました。

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leafeeとは?

窓やドアに貼り付けると、スマホのアプリで開閉状態が分かります。
leafeeとは
センサーであるleafee magとハブを使用すると、スマホのアプリで戸締り状況を一括チェック出来ます
月額980円で外出中でもアプリで戸締り状況の確認とLINEへの通知を利用できます(家の中だけなら無料で利用可能です)

管理会社との対話から生まれた新サービス

ーーleafeeは、個人の方が購入されるものですが、新サービスのRoomioは、管理会社向けです。こちらを開発されたきっかけは何でしょうか?

業天亮人氏(以下、業天氏):当社が開発をしたスマートホームセキュリティ製品のleafeeは、賃貸物件に入れていただくことが多く、マンションやアパートの管理会社の方に代理販売をしていただくことになり、色々と話をする機会があったんです。

そこでお話をする中で、セキュリティ向上が物件価値の向上につながることや、入居者対応が非常に大変であることが分かってきました。入居者とのコミュニケーションは今でもマンションの貼り紙やポストへのチラシに頼るなど手段が少ないのが現状なんです。

管理会社にお電話をされたことはありますか?

ーーありません。

業天氏:そうですよね、普通はあまり電話をされないと思うのですが、それでも約1万戸を管理していると、年間約1000件ほど電話がかかって来るそうです。

ーーそれは多いですね。

業天氏:電話をかける方は、緊急だったり、重要だから電話をされるのですが、電話だと取れない時もあります。そういう時にチャットアプリがあると大変助かるということが分かり、Roomioの中にチャットアプリも入れることにしました。

Roomioが提供するアプリでのチャットの一例。

業天氏:leafeeは一度使っていただくと、継続率が非常に高いんです。こういう粘着性の高いアプリを管理会社様のアプリとしてお客様がダウンロードしてくれるというのが価値になります。

ーーそれで管理会社独自ブランドでアプリを提供できるサービスにされたんですね。

業天氏:はい。特に地方では、管理会社様はその土地に根付いて多角的にビジネスをされていることが多く、自社へのロイヤルティーを持っていただくことが大切なんです。ただ、アプリの運営自体は当社が行います。

ーーRoomioではleafeeの利用も出来ますよね。

業天氏:はい。各部屋にハブと窓やドアに貼り付けるleafee magが設置されています。

ーー設定は、入居者がされるんですか?

業天氏:それは色々です。設定は管理会社でも可能なので、入居者が何もしないでも使える場合もあります。ただ、いつ窓やドアが空いたかなどのデータはプライバシーに関係するので管理会社はもちろん見ることはできません。

IoT機器はデータが蓄積されるので、入居者が入れ替わる賃貸物件では、データの扱い方が大切です。ユーザーに関するデータは管理会社は見れないようになっています。

ーーそうすると、ドアや窓の開閉状況がわかるのは、利用者本人だけですか?

業天氏:見守りに使いたいという声が多いので、使用状況を選んだ人にシェアできる機能を追加しようと考えています。

ーー電源はどうなっているのですか?

業天氏:一般的な電池を使っています。電池はもちろん交換可能で、少なくなってくるとスマホに連絡が来ます。コンビニでも買えるような普通の電池を使用しているので、ここは強みだと思っています。

家の中で戸締り確認をするユーザーも多い

ーーleafeeのユーザーはどのような方が多いのでしょうか?

業天氏:現状は、30〜50代の男性で、持ち家の方が過半数です。主力販路がAmazonサイトですし、IoT機器を好むような方が読む雑誌などに取り上げられていることもユーザー層に影響しているかもしれません。

ーー御社としては、個人の方が購入されるleafeeと管理会社向けのRoomioのどちらが大きく成長するとお考えですか?

業天氏:両方大きくなると思っていますが、どちかと聞かれると難しいですね。一人暮しの方を考えると、賃貸は自分でカスタマイズはしにくいので、管理会社が大事になります。ただ日本の世帯構造は、賃貸が1500万戸、持ち家が3500万戸と、マーケットとしては持ち家の方が大きいので、そこに当社の広がりがあるかもしれません。ただ、持ち家向けマーケットは大企業さんが粛々と展開されているところなので、棲み分けは出来ているのかもしれません。

ーースマートスピーカーとの連携は考えていらっしゃいますか?

業天氏:はい。

ーー家の中で戸締りの確認をする機会は、あまりないのではないかと思うのですが、スマートスピーカーを使うケースはどんな時でしょうか?

業天氏:それが、家の中で確認をされる機会も多々あるんです。leafeeの課金ポイントは、外出中でもアプリをチェック出来るようにするかどうかで、家の中の確認なら無料で使えます。家の中は、Bluetooth圏内の利用になるのですが、それでもかなり継続して利用していただいています。

「家の中だけでいいの?」と社外の方によく聞かれるのですが、ユーザー目線では意味があるというギャップが興味深いですね。

戸建てで広い家に住んでいらっしゃる方には、リビングにいて、玄関で物音がした時に不安だからチェックするという方もいらっしゃるんです。あるいは、ベッドに入ってから、そのまま戸締りをチェック出来るのがいいという声も聞きます。ユーザーは持ち家の方が多いと先ほどお伝えしましたが、そのうちの48%は戸建の方ですよ。

ーーそうなのですね。戸建が多い地方にユーザーが多いなど、地域で売れているということですか?

業天氏:いいえ、ほとんど人口動態の通りです。ただ、大阪はなぜか購入率が高いです。理由はわからないのですが。

生活に入り込み使われ続けられるIoT機器を広めたい

株式会社Strobo代表取締役 業天亮人(ぎょうてん あきと)氏

ーーleafeeを開発されたきっかけを教えてください。

業天氏:きっかけは、結婚をしたら妻が防犯を気にしていたことです。私が全然防犯を気にしないので、価値観の違いの1つが、防犯だったんです(笑)妻から「今日、窓を開けっ放しにして出かけていたよ」とLINEが来たりして。そこから調べていったら、防犯のニーズに行き着きました。1兆円のマーケット規模は、それだけ多くの方が防犯に不安を抱えているということを示していますが、そこはIoTで解決可能だということでleafeeが生まれました。

当社もそうですが、防犯に関しては企業がまだ万人に刺さるような解決策を提示できていないません。非常にチャレンジングだなと思って取り組んでいます。

ーーその前は、スマートリモコンを作っていらっしゃったとお聞きました。leafeeに変わられたのは、なぜですか?

業天氏:もともと家電が好きだったのでリモコンの開発を始めたのですが、結局壁付きのスイッチの方が早いと自分でも思ってしまったんです。リモコンは妻も次第に使わなくなってしまったのですが、leafeeはずっと使っていてくれます。当社は結婚しているメンバーが多いのですが、やはり家族に使われるサービスはいいですね、作っている楽しさが違います。

ーーそれでは、最後に今後の展望を教えてください。

業天氏:短期的には、防犯防災を1つの軸として、賃貸領域に広げていくことです。長期的には、お求めやすい雑貨のようなIoTプロダクトにフォーカスをして家庭で使っていただけるものを作るのが当社のコアの目的になります。これからも生活に入り込むようなIoT製品を作っていきたいです。

ーーありがとうございます。

公式サイト:株式会社Strobo

「leafee mag」の詳細はこちら▼

SmartHacks Magazine 編集部

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