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「スマートスピーカーは新しい商材」Google Assistantを搭載したスピーカーを発売したハーマンインターナショナル株式会社に聞く

JBLやHarman Kardon(ハーマンカードン)などのオーディオブランドを有するハーマンインターナショナル株式会社。同社は、音声AIアシスタントのGoogle Assistantを搭載したスマートスピーカー「JBL LINK10」「JBL LINK20」を2017年12月に発売し、Amazon Alexaを搭載した「Harman Kardon Allure(アルーア)」を2017年11月に発売しました(AllureはAmazon.co.jpでの招待制による販売のみ行われていましたが、2018年4月3日より一般販売を開始します)。

スマートスピーカーが浸透してくるにつれ、第2の選択肢として注目が高まるサードパーティ製のスピーカー。なぜ、開発が始まったのかをインタビューしました。

「JBL LINK10」(左)と「JBL LINK20」(右)。

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オーディオブランドならではの音質の良さと防水設計

ハーマンインターナショナル株式会社 マーケティング部プロダクトマーケティング課課長代理 柴山友則氏

ーー「JBL LINK10」と「JBL LINK20」を発売されていますが、Google Homeとの違いは何でしょうか?

柴山友則氏(以下、柴山氏):主に3つあります。我々はオーディオブランドですので、音質の良さが一番ですね。Bluetoothスピーカーとしても単独で使えますし、お客様からも「やっぱり音が良いよね」とおっしゃっていただくことが多いです。

その次に、水没しても大丈夫なように防水設計にしています。お風呂場やキッチンでも使っていただけます。

最後に、バッテリー内蔵があります。家の中でも、アウトドアでも気軽に持ち運んで使っていただくことが可能です。この3つがGoogle Homeにはないところですね。

ーーなぜ、AI音声アシスタントを搭載したスマートスピーカーを開発されたのでしょうか?

柴山氏:アメリカの当社本社とGoogle本社との会話があって決まったようです。本国でプロダクトプランニンングをして「日本でも売れるか?」という問い合わせが来て、是非やりたいということで始まりました。

ーープロダクトのデザインは本国でされているんですね。

柴山氏:そうです。その点、細かい仕様では日本人的な感覚と少し違うところもあるかもしれません。

ーーたとえばどんなところでしょうか?

柴山氏:たとえば、バッテリー搭載ポータブルなために1時間話しかけないとスリープ状態に入る仕様としています。そのため、たとえば朝起きる際のアラームをかける場合は、ACアダプタに接続して常時起動状態にするなど、運用でカバーしていただく必要があります。

ただ、いつもはワールドワイドで宣伝写真なども決まっているのですが、今回は日本の生活に馴染むように我々でも写真を撮り、生活のどういうシーンで使っていただきたいかを伝えるようにしています。

JBL LINK10とLINK20の良さは日本独自のコンテンツを作って説明している。

ーー製品は、日本用につくられているのですか?

柴山氏:そうです。日本独自の特許問題や電波法に適合する仕様になっています。

スマートスピーカーは全く新しい商材

ーーAI音声アシスタントを搭載されているわけですが、御社の中ではどのような位置付けにあるのでしょうか?

柴山氏:我々は、IoT機器だとは思っていなくて、オーディオ機器だと思っています。アクティブスピーカーの中にGoogle Assistantを搭載したものがありますよ、ということです。当社の商品ラインナップが様々増えていますが、あくまでもオーディオ機器をベースとして販売していきたいと考えています。

ーー実際にJBLをご購入される方も、音質の良さで選ばれる方が多いのでしょうか?

柴山氏:どうでしょうか…2017年の年末は、量販店のスマートスピーカーコーナーに置いていただいて非常に良く売れましたが、クリスマスの時期で何か買いたいという気持ちが大きかったのかもしれません。

ーー2017年の年末は、Google Homeの宣伝も多かったですし、半額キャンペーンもありかなり盛り上がりましたよね。

柴山氏:そうですね。スマートスピーカーのバリエーションの1つとして当社製品を選んでいただけたのかなと思います。ですが普段は、スマートスピーカーを買うなら純正のGoogle Homeを最初に買おうという方が多いのではないでしょうか。ただ、キャンペーンがあると、スマートスピーカーコーナーは盛り上がるのですが、現時点ではコンスタントにお客様に足を運んでいただいているのはBluetooth対応スピーカー売り場ですね。

ーースマートスピーカーを販売されて良かったと思われますか?

柴山氏:はい。Bluetooth対応スピーカーは昨年対比で100%以上で伸び続けているんです。これは、スマートスピーカーがどんなに売れても変わりませんでした。ということは、当社にとっては全く新しい商材に挑戦できたことになります。しかも、まだ3〜4社しかいない中でそこに食い込めたというのは今後が非常に楽しみです。

ーーそうすると、先ほどおっしゃられたように、まずスマートスピーカーは純正品が欲しいというような方がいらしても問題はないでしょうか。

柴山氏:そうですね。しかし、スマートスピーカー市場全体が盛り上がってくれれば、当社としてもチャンスが増えてくると考えています。GoogleさんやAmazonさんも将来の計画があると思うので、協業することで「こんな面白いことが出来るんだ」というスマートスピーカーの良さやJBLやHarman Kardonの世界観をお客様に伝えていきたいと考えています。

Amazon Alexaの招待制解禁に期待

ーーJBLはGoogle Assistant対応ですが、Harman KardonはAmazon Alexa対応です。この2つの違いは何でしょうか?

柴山氏:この2つは全然商品特徴が違うんですよ。JBLは、20〜30代のアクティブ層を想定していまして、「外に持って行ってください」「お風呂で使ってください」というプロモーションを行っています。

一方、Harman Kardonは、より大人向けです。音作りからして、しっとりしています。比較的、価格帯は高めですが、透明感のあるラウンドデザインの商品や、積極的に金属素材を使うなど非常に高級感のあるブランドです。

ーーそのブランドイメージとGoogleとAmazonのイメージを重ねられたのですか?

柴山氏:その辺りの詳細は本国でのブランド戦略なので、私としてはわかりかねますね。

Harman Kardon Allure

ーーHarman Kardon Allureの方は、招待制なんですよね。

柴山氏:はい、今はまだAmazonさんの専売になっています。招待がなかなか受けられないんですよね(笑)

ーーそうですよね(笑)。Amazon Alexa対応のスピーカーはどれも今は招待制なのですか?

柴山氏:現時点ではそうなっています。

ーーということはプロモーションはまだ出来ないですよね?

柴山氏:そうなんです。早く解禁してほしいですね。Alexaは、スキルも多いですし、進んでいる面もあるので、一般販売されたらスマートスピーカーを使う方が増えるだろうと期待しています。

ーー多様なスマートスピーカーがあった方がユーザーはきっと増えますよね。最後の質問ですが、スマートスピーカーが生活に浸透するにはどうなったらいいと思われますか?

柴山氏:自分の期待としては自分の代わりに何かやってほしいですね。「ブラインド下げてよ」「テレビのチャンネル変えてよ」など他の機器との連携がより簡単に出来るようになるといいですよね。お客様にも「こんなことが出来るんですよ。さらに音もこんなにいいんですよ」と言いたい(笑)IoT機器との連携がいかに進むかがカギだと思います。

ーーありがとうございます。

公式サイト:ハーマンインターナショナル株式会社

「JBL LINK10」の詳細はこちら▼

「JBL LINK20」の詳細はこちら▼
「Harman Kardon Allure」の詳細はこちら▼

SmartHacks Magazine 編集部

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