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【最新のセキュリティタグ製品6機種をまとめてチェック】どこに置いたか分からないモノ、外出先で行方不明になったモノをスマホから見つける!

どれだけ注意していても、部屋の中でモノがどこに行ったかわからなくなる、そんな人にぴったりなのがセキュリティタグです。財布やカギなど身近なアイテムに取り付けておけば、スマホから音を鳴らすことができますので、室内の思わぬところに置きっぱなしにしていても、すぐに見つけることができます。

また、外出先でモノを落とした場合も、最後に置き場所が確認できた場所を調べられるのはもちろん、同じ製品を使っているユーザーの協力を得て探すこともできます。多くの製品はコイン大のサイズで、数ヶ月から1年近くは電池を交換せずに使い続けられますので、もしもの時のために取り付けておくと、いざという時に重宝します。

そんなセキュリティタグはさまざまな種類があり、目当ての製品を探すのがなかなか難しいもの。そこで今回は現在入手可能なセキュリティタグ最新6モデルについて、機能や特徴をまとめてチェックしてみましょう。

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セキュリティタグ選びで事前に知っておきたいポイント

これから6種類の製品を紹介していきますが、検討すべきポイントを最初にお伝えします。

ポイント1:セキュリティタグには2種類ある

まず最初に知っておきたいのは、こうしたセキュリティタグには、大きく分けて2種類が存在するということです。具体的には、スマホから音を鳴らして置き場所を見つけることを主眼に置いた「置き場所を検索する製品」と、スマホから距離が離れると自動的に知らせてくれる「落とし物・忘れ物を防止する製品」の2つです。

この両者は似ているようで、実は全然違います。たとえば、外出先で持ち物をなくしがちな人が前者のタイプを購入しても、手元にないことに気づいた時点ですでに持ち物が遠く離れたところに行ってしまっていれば、音を鳴らそうにも鳴らしようがありません。これでは役に立ちません。

また逆に、部屋の中でモノの置き場所を探したい人が後者の製品を購入しても、サーチ範囲内にあることは分かっているのに具体的な置き場所が探せない、ということになってしまいます。自分にとって必要なのがどちらのタイプなのかを、事前に把握しておく必要があります。もちろん、両方に対応した製品もあります。

ポイント2:電池は交換型か、本体ごとの買い替えか

電池交換についてもポイントのひとつです。多くの製品は電池が数ヶ月~1年間持つようになっていますが、交換できる製品もあれば、本体ごと買い換えなくてはいけない製品もあります。

普通に考えると前者のほうがお得ですが、電池交換式の製品はボディは相対的に大柄で、持ち歩く際にかさばるのがネックです。また、このカテゴリの製品は進化が目まぐるしく、数ヶ月経つとさらに高性能な製品が出てきていることも少なくないため、電池が切れるタイミングで乗り換えたほうが賢く使えるのも事実です。これも個人の考え方に左右される部分です。

ポイント3:必要な時に通知を止められるかどうか

あと、隠れたポイントとして、必要でない時に通知を止められることが挙げられます。ほんのちょっとした電波状況の変化で繰り返し通知されるようだと、どれだけ機能が優れていても目障りに感じてしまい、最後にはアンインストールすることになってしまいます。自宅のWi-Fiに接続している時は通知を出さないなど、縁の下の力持ちにふさわしいオプションが用意されていることが、快適に使い続けられる秘訣といっていいでしょう。

①【Tile Mate】検知性能の高さが魅力の防水モデル

「Tile Mate」は、米国シェアNo.1とされる落とし物トラッカー「Tile(タイル)」シリーズのベーシックモデルです。500円玉よりひとまわり大きいサイズで、鍵や財布などに取り付けることで、スマホからの操作でアラームを鳴らせます。試した限りでは、今回紹介する6製品の中では、検知性能はかなり高いようです。

また中央部のロゴがボタンになっており、これを押すことで専用アプリをインストールしたスマホを鳴らすこともできるほか、専用サイトからの操作でスマホを鳴らしたりと、必ずしもTile Mate本体がなくとも利用できてしまうのがユニークです。IP57準拠(水深1mで30分間、水没しても内部に浸水しないレベル)の防水機能のほか、最後に検知した置き場所を記録する機能も備えています。

一方で、距離が離れるとアラームを鳴らしてくれる機能はなく、主に自宅内などで、モノの置き場所を探す用途に向いています。紛失時に他のユーザーに協力してもらって探す「Tileコミュニティー」も用意されていますが、また日本では発売から間もないこともあり、この機能の実用性は、今後の国内での普及にかかっていると言えそうです。

製品本体。スクエアな形状が特徴です
500円玉とのサイズ比較。幅34mmで、ひとまわり大きい程度のサイズです
アプリのトップ画面。タグを取り付けたアイテム(ここではカギ)のほか、スマホ自体も表示されます
アイテムの位置を検索し、必要に応じて音を鳴らすことができます
最後に検知された場所を地図上で表示できます
1つのTileをほかのユーザーと共有することもできます

【Tile Mate概要】

内容 可否
スマホから本製品の呼び出し
本製品からスマホの呼び出し
検出範囲(公称値) 30m
通知方法
検出範囲から外れた場合の通知 ×
置き場所の記録 あり
バッテリー持続目安 1年
電池交換の可否 なし
価格 3,110円(税込)*

*リリース当時は2,980円(税込)でしたが現在は3,110円(税込)に変更されています。

公式サイト:Tile

②【TrackR pixel】音だけでなく光でも通知するリーズナブルな多機能モデル

100円玉サイズの大きさが特徴的なのがこの「TrackR pixel」です。スマホから呼び出したり、逆にスマホを呼び出す機能は他の製品と変わりませんが、音だけではなく光でも通知してくれますので、バッグの奥深くにあっても見つけやすいほか、部屋を暗くすることで発見が容易になるメリットがあります。

また、特定のWi-Fiネットワークに接続している時は通知させないモードや、サイレントモードも備えていますので、自宅では無効化し、外出時のみ使うこともできます。アラートを鳴らした回数の統計も取れるほか、移動履歴を過去何件かにわたって記録できるなど、機能の豊富さが目立ちます。また価格は2,980円と、今回紹介している中ではもっとも安価です。

またAlexaと連携し、Amazon Echoからアプリをインストールしたスマホを呼び出すこともできるので、自宅内でスマホがどこに行ったか分からない時に、Amazon Echoに一声かけるだけで置き場所を見つけることができます。Alexaからスマホだけではなくこのタグも呼び出せるようになれば、さらに便利になることでしょう。

製品本体。音だけでなく光でも通知してくれます
500円玉とのサイズ比較。電池交換が可能ながら500円玉よりひとまわり小さいのは驚きです
アプリのトップ画面。現在位置が地図で表示され、音や光で検索することができます
他のユーザーに探してもらう機能や移動の履歴を保存する機能など多くのオプションが特徴です
最後に置き場所が確認された場所だけでなく、複数の場所を履歴として保存できることが特徴です
特定のWi-Fiネットワークへの接続中は通知しないなど、通知がわずらわしくならないための機能も充実しています

【TrackR pixel 概要】

内容 可否
スマホから本製品の呼び出し
本製品からスマホの呼び出し
検出範囲(公称値) 33m
通知方法 音、光
検出範囲から外れた場合の通知 あり
置き場所の記録 あり(複数)
バッテリー持続目安 1年
電池交換の可否 可(ボタン電池CR2016)
価格 2,980円(税込)

公式サイト:TrackR

③【Wistiki voilà!】オシャレなボディデザインが特徴の長寿命モデル

他のセキュリティタグとは一線を画する、クリア素材を使ったオシャレなボディが特徴的なのがこの「Wistiki voilà!(ウィスティキ ヴォワラ)」です。

スマホと接続が切れると音を鳴らす忘れ物防止アラートや、逆に圏内に入ると音を鳴らす近づきアラートなど、距離に応じて通知する機能が強力で、車に取り付けて駐車場所に近づくと音を鳴らしたり、空港のターンテーブルに荷物が流れてきたら音を鳴らすなどの用途に使えます。家族でひとつの本製品を共有できる機能を備えているのもユニークです。

価格は5,980円とやや高価ですが、置き場所検知と忘れ物防止の両方の機能を備え、かつ約2年も電池寿命がある製品は他に見当たらず、電池の持ちがよい製品を探している人にはぴったりといえます。その一方、しばらく試用した限りでは現在位置の更新が遅めで、今回試用した6製品のうち本製品だけが、スマホとともに外出先に持ち出した際に表示上は自宅に置きっぱなしの状態だったのが、少々気になるところです。

製品本体。USBメモリを思わせるスティック形状が特徴です
500円玉とのサイズ比較。今回紹介している中ではもっとも全長が長く、62mmもあります
アプリのトップ画面。リストになっており、近くにあるかをざっと確認できます
最後に検知した場所が地図上で表示されます。他製品に比べると反応はやや鈍い場合があります
検出範囲から外れた場合と、再び範囲に入った場合、それぞれで通知する機能を備えています
ユーザー単位での共有機能を備えるのも特徴の一つです

【Wistiki voilà! 概要】

内容 可否
スマホから本製品の呼び出し
本製品からスマホの呼び出し
検出範囲(公称値) 100m
通知方法
検出範囲から外れた場合の通知 あり
置き場所の記録 あり(複数)
バッテリー持続目安 約2年
電池交換の可否 不可
価格 5,980円(税込)

公式サイト:Wistiki

④【chipolo classic 2nd】室内での探しもの向き、複数の同時利用にも対応したモデル

500円玉をひとまわり大きくしたコンパクトな丸型ボディを採用したのが「chipolo classic 2nd」です。名前からも分かるように第2世代に当たるモデルで、防水機能が搭載されないなど機能は全体的にシンプルですが、初代では6ヶ月だったバッテリー駆動時間が9ヶ月へと伸びるなど、性能の向上が図られています。

スマホから呼び出したり、逆にスマホを呼び出す機能は搭載されているものの、圏外になると音を鳴らす機能はなく、室内などで探し物をするのに向いた製品です。アラームの音を変更できる機能もあるため、複数の持ち物に取り付けた場合でも、探しやすいのが特徴です。

また今回試した6製品の中では、アプリの初期設定のフローがもっともわかりやすい印象です。画面数が少ないわけではないのですが、流れが合理的で分かりやすく、設定のしやすさは折り紙付きです。アプリやホームページに一部見られる不完全な日本語訳が改善されれば、初心者向けにもいち押しの製品になるだけに、期待したいところです。

製品本体。かなりプラスチック感の強いボディが特徴です
500円玉とのサイズ比較。やや大柄ですが厚みはそれほどなく、写真ほどの大きさは感じません
アプリのトップ画面。タグを取り付けたアイテム(ここではカギ)のほか、スマホ自体も表示されます
置き場所をマップで表示することができます。ちなみに「リング」は「Ring」、つまり音を鳴らす機能を指します
ユーザー同士での共有機能も備えますが、全体的には機能はシンプルな部類に入ります
音は4種類から選択できるので、持ち物に合わせて鳴る音を変えられます

【chipolo classic 2nd 概要】

内容 可否
スマホから本製品の呼び出し
本製品からスマホの呼び出し
検出範囲(公称値) 60m
通知方法
検出範囲から外れた場合の通知 ×
置き場所の記録 あり
バッテリー持続目安 9ヶ月
電池交換の可否 可(ボタン電池CR2025)
価格 3,980円(税込)

公式サイト:chipolo

現在Amazonでは、chipolo plus 2ndを購入できます(chopolo classic 2ndは、公式サイトからご購入ください)▼

⑤【MAMORIO】落とし物や忘れ物の捜索に特化した超小型モデル

今回紹介する中でも異色と言っていいのがこの「MAMORIO」です。ほかの製品にある、音で置き場所を知らせる機能がない上、本体にボタンもないため、本体側からスマホを探すこともできません。

では何に使えるかと言うと、落とし物や忘れ物の捜索です。手元から離れた場所を記録してくれるので、いつどこで失くしたのかを簡単に知ることができます。最後に記録された置き場所を探して見つからなければ、コミュニティを通じて探すこともできます。国内では老舗にあたる製品ゆえユーザー数も多く、こうした連携機能は、他の製品に比べると強力です。有償ながら紛失時の補償プランも用意されています。

電池は交換できないため使い切りになりますが、そのぶん本体サイズはコンパクトで、邪魔にならないのは大きなメリットです。一方、電波状況の変化にかなり敏感なようで、6製品の中で本製品だけが、接続が切れたことを通知するアラートを何度も出すなど、神経質な面もあります。通知タイミングを変更する機能をオンにしてもあまり変わらず、むしろ一定時間だけオフにできる機能などがあったほうが、日常では便利かもしれません。

製品本体。まさにタグそのものといった形状が特徴で、ボタンも搭載しません
500円玉とのサイズ比較。今回紹介している中でも突出して小柄ですが、その反面電池は交換できません
アプリのトップ画面。ここから通知をオフにすることもできます
タグを付けたアイテム(ここでは鍵)の場所を検索し、地図上で表示してくれます
盗難・紛失保険が付帯するオプションサービス「あんしんプラン」が有償で用意されているのも特徴です
通知を控えめにするための機能は複数用意されていますが、それでもやや通知は多めです

【MAMORIO 概要】

内容 可否
スマホから本製品の呼び出し
本製品からスマホの呼び出し
検出範囲(公称値) 30m
通知方法
検出範囲から外れた場合の通知 あり
置き場所の記録 あり
バッテリー持続目安 平均8~10ヶ月
電池交換の可否 可(有償)
価格 3,500円(税込)

公式サイト:MAMORIO

⑥【Qrio Smart Tag】スマホのリモコンにもなる多機能モデル

「MAMORIO」と並んで日本製なのが、この「Qrio Smart Tag」です。本体のボタンでスマホを探せるだけでなく、ボタンの二度押しでスマホのカメラのシャッターを切ったり、長押しで音楽プレーヤーの再生や停止が行えるなど、セキュリティタグの枠に収まらない、多機能ぶりが光ります。

セキュリティタグとしては、モノの置き場所を、最後に検知された一箇所だけでなく、履歴として残してくれるので、どこで検知が途切れたのかを把握しやすいことが特徴です。本体はやや大柄ですが、電池に汎用的なCR2032を採用しており、入手性が高いのは利点と言えます。

一方で今回試用した6製品の中で、本製品だけが圏外というケースが何度かありました。そのせいもあってか、接続が切れたり再接続した時に通知する機能がオンだとややアラートの回数が多めですが、通知を1日間停止する機能や、通知のスケジュール設定機能が用意されているため、カスタマイズすることで対処できます。

製品本体。厚みはややあります
500円玉とのサイズ比較。ストラップのせいで大柄に見えますが実際はそこそこコンパクトです
アプリのトップ画面。この画面から鳴らして探せますが、他製品に比べややわかりづらい印象です
位置情報は最後の場所だけではなく、履歴として複数記録され、地図上に表示できます
本体のボタンはスマホを鳴らすだけではなく、スマホのカメラ撮影や音楽のコントロールなど多目的に使えます
通知までの時間のほかスケジュール設定にも対応します。丸1日止めておくことも可能です

【Qrio Smart Tag 概要】

内容 可否
スマホから本製品の呼び出し
本製品からスマホの呼び出し
検出範囲(公称値) 10~20m
通知方法
検出範囲から外れた場合の通知 あり
置き場所の記録 あり(複数)
バッテリー持続目安 平均6ヶ月
電池交換の可否 可(ボタン電池CR2032)
価格 3,515円(税込)

公式サイト:Qrio Smart Tag

まとめ:複数を試すつもりのほうが、適した製品を見つけやすいかも?

【6製品比較まとめ】

内容 Tile Mate TrackR pixel Wistiki voilà! chipolo classic 2nd MAMORIO Qrio Smart Tag
スマホから本製品の呼び出し
本製品からスマホの呼び出し
検出範囲(公称値) 30m 33m 100m 60m 30m 10~20m
通知方法 音、光
検出範囲から外れた場合の通知 × あり あり × あり あり
置き場所の記録 あり あり(複数) あり(複数) あり あり あり(複数)
バッテリー持続目安 1年 1年 約2年 9ヶ月 平均8~10ヶ月 平均6ヶ月
電池交換の可否 なし 可(ボタン電池CR2016) 不可 可(ボタン電池CR2025) 可(有償) 可(ボタン電池CR2032)
価格 3,110円(税込) 2,980円(税込) 5,980円(税込) 3,980円(税込) 3,500円(税込) 3,515円(税込)

以上6製品を見てきましたが、どの製品にも特徴があり、甲乙つけがたい印象です。したがって、冒頭にも紹介したような、利用目的を押さえた上で、それぞれの機能に対応した製品を、本体のサイズや価格、電池の持ちなどの要素を考慮しながら、選んでいくとよいでしょう。

たとえば、室内でどこに置いたかわからないモノを探すならばTile Mateやchipolo classic、忘れ物を見つけるのであればMAMORIOやQrio Smart Tag、といった具合です。とにかくサイズが小さいことを重要視するのであればTrackR pixelがおすすめですし、長寿命であることを条件にするならばWistiki voilà!も候補になるでしょう。

このカテゴリの製品はまだ発展途上なだけに、ある日突然、あらゆる面で既存製品を上回る新製品が出てこないとも限りません。それゆえ、無理に製品を絞るのではなく、電池が切れるたびに新しい製品に買い替えて使い比べるつもりで導入したほうが、合った製品に巡り合える確率も高くなりそうです。

山口真弘

テクニカルライター。PC周辺機器メーカーやユーザビリティコンサルタントを経て現職。IT機器やサービス、アプリについてのレビュー・ハウツー記事をインプレス/I...

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