自分の代わりに電話予約をしてくれる「Google Duplex」相手にはAIだと知らせる
Googleが毎年、開発者向けに開いているカンファレンスGoogle I/Oが2018年も開催されました。なかでも注目すべきは、米国時間5月8日に発表された「Google Duplex」です。
まずは次の動画をご覧ください。この動画は、Google I/Oに参加した方が撮影してTwitterでシェアされたものです。
Watch Google Assistant make a real call to make a hair appointment, talking back-and-forth with a human. No, it's not yet available but being tested. #io18 pic.twitter.com/kPhDSCCYdP
— Danny Sullivan (@dannysullivan) 2018年5月8日
この動画の中では、Google Assistantが美容院の予約をしています。途中で人間のように「Mm-hmm」と相槌を打ち、観客から笑い声が。非常に人間らしく流暢に喋っています。これでは電話を受けている人も、まさか相手がAIとはわからないでしょう。
新機能「Google Duplex」は、本人の代わりにGoogle Assistantが電話をかけてくれるというものです。Google Homeに「美容院を予約しておいて」と言うと、Googleカレンダーの空いている時間を確認して、電話をかけて予約をとってくれるというのですから、ものすごい近未来感ですね!
とはいえ、Google Duplexが発表されると「相手にAIだと知らせるべきかどうか」という論争が米国で巻き起こりました。これに対してGoogleは「適切な形で正体を伝える」と述べています。
情報元: Google Duplex: An AI System for Accomplishing Real-World Tasks Over the Phone|Google AI Blog
Google says it’s designing Duplex with ‘disclosure built-in’|clnet
スマートスピーカー対応アプリの開発にご興味がある方はお気軽にご連絡ください。
お問い合わせフォームスポンサーリンク